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光量子物性研究室D3学生のGarrek Stemoさんが第17回分子科学討論会で分子科学会優秀講演賞を受賞しました。

受賞概要

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【香月浩之教授、Garrek Stemoさん】

9月12-15日まで大阪大学で開催された「第17回分子科学討論会」(主催:分子科学会)で光量子物性研究室D3学生のGarrek Stemoさんが優秀講演賞を受賞しました。同賞は分子科学討論会の口頭講演において優秀な発表を行った若手研究者に対して贈られるものです。

研究題目・論文タイトル
Ultrafast dynamics in an azide under vibrational strong coupling
研究者・著者
Garrek Stemo, Joel Nishiuchi, Harsh Bhakta, Haochuan Mao, Garret Wiesehan, Wei Xiong, Hiroyuki Katsuki

受賞対象となった研究の内容

この研究では、分子の振動状態と微小領域に閉じ込められた光の状態が混ざり合ってできる、振動ポラリトンという新しい状態を対象にしています。振動ポラリトン状態では、物質固有の物理・化学的な特性が変化する可能性があると考えられ、化学反応やイオン伝導度などさまざまな特性の変化が報告されています。しかしながら、その根本的な原因については現在までよくわかっておりません。この点を解明するためには超短パルス光源を用いたポラリトンのダイナミクスの観測が重要です。これまで、振動ポラリトンのダイナミクスの研究は、W(CO)6に代表される金属錯体での研究が大半を占めていましたが、本研究ではC,N,O元素を主な構成要素とする、ジフェニルスルホニルアシド(DPPA)という物質を用いて、その超高速応答を捉えることに成功しました。

受賞者コメント

まず、分子科学討論会を準備していただいた主催者の皆様に感謝したいと思います。会場で聴講していた研究者の方々との活発な意見のやりとりがこの受賞につながったと思います。この受賞はこれまでの私の研究が正しい方向に向かっていることを再認識させてくれました。共著者の皆様、インターン滞在中に二次元赤外分光実験をサポートしていただいたカリフォルニア大サンディエゴ校のHarsh Bhakta, Haochuan Mao博士, Garret Wiesehan, 及びWei Xiong教授、また指導教官である光量子物性研究室の香月教授、および日々議論に加わってくれた研究室の学生のみなさんに感謝いたします。

分子科学会URL: https://www.molsci.jp/activities/award/winner/poster/


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