凝縮系物性物理学研究室の松下教授が執筆した研究論文が日本結晶学会誌の表紙(front cover)に選出されました。
論文の概要
光電子ホログラフィーや蛍光X線ホログラフィー、中性子ホログラフィーによって結晶中のドーパントの立体原子配列が解けるようになってきた。ドーパントは物質開発で普遍的に用いられるが、その立体原子配列を観測することは今までは難しかった。ここでは、光電子ホログラフィーの測定原理と、ホログラムから立体原子像を再構成する為のスパースモデリング(L1正則化)を用いた理論について述べ、ダイヤモンド中のリン(P)ドーパントの構造を光電子ホログラフィーにより解いた例を示しつつ、その測定の重要さを述べている。
発表論文へのリンク
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jcrsj/62/1/62_17/_pdf/-char/ja
front coverへのリンク
https://crsj.jp/digitalBook/CrSJ-62-01/_SWF_Window.html
論文タイトル
L1正則化を用いた光電子ホログラフィーによるド-パントの原子配列解析
著者
松下 智裕
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