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有機光分子科学研究室のJeong Eunjeongさん(博士後期課程1年)が2017 GIST-NAIST-NCTU Joint Symposium on Advanced Materialsにて口頭発表賞を受賞

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2017年10月30、31日に韓国Gwangju Institute of Science and Technology(GIST)にて開催された2017 GIST-NAIST-NCTU Joint Symposium on Advanced Materialsで、有機光分子科学研究室のJeong Eunjeongさんが口頭発表賞(Silver Prize)を受賞しました。同賞は、最新の研究成果に関する発表を行い、研究内容・プレゼンテーション・質疑応答などの観点から優れた発表者を表彰するものです。今回は31名の学生から計7名が受賞しました。

高性能有機トランジスタを志向したテトラベンゾポルフィリンの分子エンジニアリング

Jeong Eunjeong・鈴木充朗・山田容子

今回、2017 GIST-NAIST-NCTU Joint Symposium on Advanced Materialsにおいてこのような素晴らしい賞を頂き、大変光栄に思います。ご指導頂いている山田容子教授、鈴木充朗助教をはじめとする研究室の皆様に、深く感謝申し上げます。本受賞を励みに、今後も一層研究に勤しんで参ります。

テトラベンゾポルフィリン(BP)は剛直で広い平面p 共役骨格をもつ安定な化合物であり、p型有機半導体として有望です。しかし、BPは極めて溶解性が低いために成膜する手法が限られ、分子配向が精密に制御された高品質な薄膜を得ることが難しいという課題がありました。本研究では新たに設計した可溶性BP誘導体、NODMS-BPおよびNODMS-CuBPをディップコートと呼ばれる溶液プロセスで成膜し、電界効果トランジスタ(FET)特性を評価しました。いずれの化合物もBPに比べて高いホール移動度を与え、特にNODMS-CuBPでは4 cm2 V-1 s-1を超える高い値を得ることに成功しました。

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