NAIST 奈良先端科学技術大学院大学 物質創成科学領域 ~光ナノサイエンス~

有機固体素子科学研究室の小嶋晃平さん(博士前期課程2年)が10th International Conference on Molecular Electronics & Bioelectronics にてStudent Presentation Awardを受賞

2019年6月25-27日に奈良春日野国際フォーラムにおいて開催された10th International Conference on Molecular Electronics & Bioelectronics (M&BE10) において、有機固体素子科学研究室の小嶋晃平さん(博士前期課程2年)が、Student Presentation Awardを受賞しました。同賞はM&BE10におけるポスター発表191件の中から選出された15件に対して授与されました。

Investigation of Giant Seebeck Effect in Various Organic Single Crystal

小嶋晃平(M2)、小島広孝(助教)、阿部竜(研究員)、中川真理雄(平成28年度卒)、竹内高伸(平成29年度卒)、Jung Min-Cherl(特任助教)、辨天宏明(准教授)、山田容子(教授)、辻勇人(神奈川大学)、畠山琢次(関西学院大学)、丸山柊近(富山高専)、山岸正和(富山高専)、伊澤誠一郎(分子研)、菊地満(分子研)、平本昌宏(分子研)、中村雅一(教授)

今回はこのような素晴らしい賞を賜り大変光栄に感じております。これは偏に中村教授をはじめとした先生方、先輩方からの精力的なご指導と、同輩たちとの切磋琢磨による賜物であります。また、本研究は多くの共著者の方々から試料を提供していただき、実ったものでもあります。この場をお借りして厚く御礼申し上げます。今回の受賞を励みとし、今後の更なる発展を目指して真摯に研究活動に邁進したいと存じます。

低温廃熱を効率よく電気エネルギーとして回収するため、低コストで大面積かつフレキシブルな熱電変換素子の実現が強く望まれています。当研究室では、有機低分子半導体材料において 0.1 V/K 以上という巨大なゼーベック係数が現れることを見いだしました。しかし、その物理的機構が未だに明らかではありません。これまでに巨大ゼーベック効果が得られた試料は薄膜状であり、粒界や欠陥などが関与しているのではないかとの懸念がありました。そこで、理論と実験の対応をよくするために単結晶を用いて研究を行いました。本発表では、1) 分子の配向性が関与していること、2) 分子のねじれやヘテロ原子が存在しても巨大ゼーベック効果が発現すること、3) キャリア密度に対して強い依存性があること、などを明らかにし、巨大ゼーベック効果の発現機構について議論しました。

 

有機固体素子科学研究室のホームページはこちらをご覧ください。

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