NAIST 奈良先端科学技術大学院大学 物質創成科学領域 ~光ナノサイエンス~

有機光分子科学研究室の松尾恭平助教が10th International Conference on Molecular Electronics and Bioelectronics (M&BE10)においてYoung Scientist Presentation Awardを受賞

2019年6月25日–27日に奈良春日野国際フォーラム甍にて開催された10th International Conference on Molecular Electronics and Bioelectronics (M&BE10)において、有機光分子科学研究室の松尾恭平助教がYoung Scientist Presentation Awardを受賞しました。同賞は、ポスターまたは口頭発表を行った学生を除く35歳以下の若手研究者の内、優れた発表を行った者を対象に授与されます。

Development of Blue Thermally Activated Delayed Fluorescence Molecules Containing Boronate- and Borinate-Based π-Systems

松尾恭平、安田琢麿(九州大学教授)

今回このような賞をいただくことができ、大変光栄に感じております。本研究は九州大学稲盛フロンティア研究センター 安田琢麿教授の元で行われた研究であり、多大なご支援をいただきました。厚く御礼申し上げます。今後も研究活動に励んで参ります。

有機半導体材料を用いた発光素子である有機発光ダイオードは薄型、軽量といった特徴を有し、現在ではテレビやスマートフォンなどのディスプレイに利用されています。その一方で、青色OLEDの発光効率、安定性には課題が残されており、優れた青色発光材料の開発が望まれていました。近年、高効率な発光材料として熱活性化遅延蛍光材料が注目を集めていますが、高効率かつ優れた色純度を示す青色発光材料は、まだ例が多くありませんでした。本研究ではホウ素、酸素、硫黄原子を有する電子受容性のパイ共役骨格を用いて、新たな青色熱活性化遅延蛍光材料を開発し、OLED素子特性を評価することで、分子構造の違いが発光色および発光特性に与える影響について議論しました。

 

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