テクノミメティック分子マシン

 テクノミメティック分子マシンとは、巨視的な機械の機構にヒントを得て、ミクロスケールもしくはナノスケールで機械的な動きを実現する分子です。有機合成化学および超分子化学の手法を用いることで、光や熱、電子に応答してナノメートルスケールでエネルギー生産や通信、情報伝達を行うことのできる分子マシンの設計と合成を行っています。具体的なターゲットとして、分子モーター、分子ギヤ、ナノカーを開発しています。

バイオミメティック分子マシン

 外部刺激に応答して誘導される、細胞膜の形態変化や細胞膜内での分子集合体の形成は多くの細胞機能や疾病と関連する重要な分子機構です。膜タンパク質など、天然に存在する分子マシンを規範として、細胞膜のダイナミクスを誘導することのできる分子をデザイン・合成し、生きた細胞の機能を制御する手法を開発しています。また、生体内での自己組織化からヒントを得た新しい分子材料の創成にも取り組んでいます。

ハイブリッド分子マシン

 テクノミメティク分子マシンとバイオミメティック分子マシンを融合することで、次世代の分子マシンの開発を行っています。例えば、光もしくは電子によって応答する分子マシンをデザインし、生体へと適用することで、ナノメートルスケールでの機械的な動きをトリガーとした生理活性の誘導や生体機能の制御をめざした研究を行っています。