培養細胞への遺伝子導入

フェムト秒レーザーを利用し、培養細胞への遺伝子導入に成功

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顕微鏡下でフェムト秒レーザーを細胞の細胞膜や核膜に集光照射すると、膜の特定箇所に穴をあけることができます。細胞培養液にあらかじめDNAプラスミドを添加しておき、培養細胞の細胞膜・核膜にフェムト秒レーザーを集光照射することで、培養細胞のゲノムDNAに緑色蛍光タンパク質(GFP)のDNAを組み込ませることに成功しました。この方法により、DNAプラスミドだけではなくmRNAなども導入できると考えられます。

共同研究:開祐司先生、宿南知佐先生(京都大学再生医科学研究所 生体分子設計学分野)

Yamaguchi, A, Hosokawa, Y, Louit, G, Asahi, T, Shukunami, C, Hiraki, Y, Masuhara, H, "Nanoparticle injection to single animal cells using femtosecond laser-induced impulsive force," Appl. Phys. A, Vol. 93, No.1, pp. 39-43.(2008)

Hosokawa, Y, Iguchi, S, Yasukuni, R, Hiraki, Y, Shukunami, C, Masuhara, H, "Gene delivery process in a single animal cell after femtosecond laser microinjection," Appl. Surf. Sci., Vol. 255, No. 24, pp.9880-9884.(2009)

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