生体プロセス工学研究室について

細川陽一郎教授が主催する当研究室では、最先端レーザー技術と顕微鏡技術を駆使した、細胞やタンパク質などのバイオ試料の超微細・超高速操作技術の開発と研究を推進しています。特に、超短パルスレーザー(フェムト秒レーザー)を利用した細胞の操作・加工技術では、世界最高レベルの研究施設と研究実績を有しています。

レーザーが拓くナノバイオ  増原宏、細川陽一郎 著

第1章 序論

  • 1.ミクロな空間でレーザーができること
  • 2.レーザーで拓くナノバイオの世界

第2章 細胞一つを自在に切るレーザーメス

  • 1.鏡の間で増え続ける魔法の光、レーザー
  • 2.活躍するレーザーメス
  • 3.ミクロな世界のレーザーメス
  • 4.細胞の選別
  • 5.細胞の融合
  • 6.DNAの注入
  • 7.分子やタンパク質のナノ粒子をつくる

第3章 細胞一つを自在に動かすレーザーピンセット

  • 1.ミクロな世界のレーザーピンセット
  • 2.細胞一個を動かす
  • 3.タンパク質を並べる(タンパク質結晶プロテインチップ)
  • 4.分子やナノ粒子をレーザーで捕まえる

第4章 細胞にやさしいフェムト秒レーザー

  • 1.新しい可能性を生み出したフェムト秒レーザー
  • 2.フェムト秒レーザーのどこが細胞にやさしい?
  • 3.動物細胞を一つずつ操る
  • 4.植物細胞を操り、多彩な人工授精を実現する
  • 5.フェムト秒レーザーによる分子やナノ粒子の細胞内への注入
  • 6.タンパク質結晶の作製

第5章 おわりに

トピックス

  • 1.「オールインワン」技術が拓くバイオ応用
  • 2.「スイッチポン」レーザー
  • 3.丸めこまれた小型レーザー
  • 4.タンパク質の結晶を創製するベンチャー・プロジェクト-創晶-
  • 5.クリーンルームから飛び出すフェムト秒レーザー