概要・沿革

物質の仕組みを深く理解し、新しい材料や機能を創成

新しい材料やデバイスの開発は、最先端技術を支えている基盤技術です。物質創成科学領域では、これらの新材料の構造・性質・機能の関係を電子レベル、原子レベル、分子レベルから基礎的に解明すると同時に、マテリアルインフォマティクスの技術も取り入れて多様な新機能物質を設計・創成し、新しいデバイス開発に結び付けるトータルエンジニアリングを行っています。

その研究成果は、新理論の構築、新現象の発見、新機能材料の創成、新デバイス・新技術の提供、革新的な装置の発明などとして結実し、私たちの未来を豊かにします。

新しい物質、構造、機能の創成を通じた社会貢献

情報通信・エレクトロニクス分野、環境・エネルギー分野、バイオテクノロジー、医療にわたる広範囲な分野で、次世代の産業の創出や豊かでクリーンな社会を実現する基礎技術を提供し、人類の持続的な発展と幸福な未来社会を支える新しい素材、機能材料の創成に貢献しています。

卓越した研究業績とそれを支える優れた研究環境

学生数に対する教員数の比率が高く、国際的に活躍している多彩な教授・准教授陣。卓越した業績を挙げており、科学研究費補助金をはじめ豊富な外部資金の導入実績があります。最新の実験設備を完備しており、広々としたスペースで心ゆくまで研究や勉強に打ち込める環境が整っています。

トップクラスの研究力

文部科学省による、国立大学法人・大学共同利用機関法人の第3期中期目標期間(6年目終了時)の業務の実績に関する評価結果(R5.3.23)
https://www.mext.go.jp/content/1420400_010_000001324.pdf

「教育に関する目標」の評定:最上位2大学
「研究に関する目標」の評定:最上位18大学
「社会連携等・地域志向に関する目標」の評定:最上位34大学

きめ細やかな教育と研究指導

常勤教員一人当たりの学生数 約4.5人
(国立大学大学院の平均約5.5人、私立大学大学院の平均約33.1人)
※2023年4月時点の(博士前期課程と後期課程の学生数合計)/常勤教員数

沿革

年月 事項
平成8年5月 物質創成科学研究科設置、今西幸男教授着任、研究科長を併任
平成9年4月 大門寛教授、冬木隆教授、垣内喜代三教授、谷原正夫教授着任
平成10年3月 物質創成科学研究科研究棟1期工事完成(E棟北及び大講義室)
平成10年4月 櫛田孝司教授、相原正樹教授、布下正宏教授、塩嵜忠教授、菊池純一教授、
片岡幹雄教授、小夫家芳明教授着任
博士前期課程第1期生受入れ
物質科学教育研究センター設置
古賀憲司教授着任、櫛田孝司教授センター長に選任
平成11年2月 物質創成科学研究科研究棟2期工事完成(F棟西)
平成11年5月 橋爪弘雄教授着任
平成12年3月 初の修士号授与(博士前期課程1期生修了)
平成12年4月 櫛田孝司教授を研究科長に選任。古賀憲司教授をセンター長に選任
博士後期課程第1期生受入れ
平成13年2月 物質創成科学研究科研究棟3期工事完成(E棟南及びF棟東)
平成14年3月 櫛田孝司教授、今西幸男教授停年退官
平成14年4月 金光義彦教授昇任
片岡幹雄教授を研究科長に選任。冬木隆教授をセンター長に選任
平成14年5月 藤木道也教授着任
平成14年9月 博士後期課程1期生修了
古賀憲司教授停年退官
平成16年3月 河合壯教授着任
平成16年4月 国立大学法人に移行。
片岡幹雄教授を研究科長に選任。
布下正宏教授を副研究科長に選任、物質科学教育研究センター長を併任。
垣内喜代三教授が学長補佐に指名される。
平成16年10月 太田淳教授昇任
平成17年3月 橋爪弘雄教授定年退職
平成17年4月 片岡幹雄教授を研究科長に選任。
布下正宏教授を副研究科長に選任、物質科学教育研究センター長を併任。
大門寛教授、垣内喜代三教授、小夫家芳明教授、谷原正夫教授が学長補佐に指名される。
平成19年4月 垣内喜代三教授を研究科長に選任。
冬木隆教授を副研究科長に選任。物質科学教育研究センター長を併任。
塩嵜忠教授、菊池純一教授が学長補佐に指名される。
平成20年3月 布下正宏教授定年退職
平成20年10月 濱野凖一レーザーバイオナノ科学寄附講座が設置され、増原宏特任教授着任。
平成21年3月 塩嵜忠教授定年退職。
平成21年4月 谷原正夫教授を研究科長に選任。物質科学教育研究センター長を併任。
太田淳教授を副研究科長に選任。
垣内喜代三教授が副学長に指名される。
河合壯教授が学長補佐に指名される。
情報機能素子科学研究室が設置され、浦岡行治教授昇任。
平成23年4月 大門寛教授を研究科長に選任。物質科学教育研究センター長を併任。
菊池純一教授を副研究科長に選任。
片岡幹雄教授が副学長に指名される。
浦岡行治教授が学長補佐に指名される。
4研究室(グリーンマテリアル、グリーンデバイス、グリーンナノシステム、グリーンバイオナノ)設置。
平成24年3月 相原正樹教授定年退職。
平成24年4月 有機光分子科学研究室が設置され、山田容子教授昇任。
平成25年4月 垣内喜代三教授を研究科長に選任。物質科学教育研究センター長を併任。
河口仁司教授を副研究科長に選任。
片岡幹雄教授が理事・副学長に指名される。
太田淳教授、河合壯教授が学長補佐に指名される。
有機固体素子科学研究室設置。
平成27年1月 ナノ高分子材料研究室設置
平成27年3月 片岡幹雄教授及び河口仁司教授定年退職。
平成27年4月 センシングデバイス研究室が設置され、柳田健之教授が着任。
分子複合系科学研究室及びレーザーナノ操作科学研究室設置。
垣内喜代三教授を研究科長に選任。物質科学教育研究センター長を併任。
太田淳教授を副研究科長に選任。
柳久雄教授、山田容子教授が学長補佐に指名される。
平成28年4月 生体プロセス工学研究室設置
平成29年3月 谷原正夫教授定年退職
平成29年4月 垣内喜代三教授が理事・副学長に指名される。
太田淳教授を研究科長に選任。
河合壯教授を副研究科長に選任。
廣田俊教授、山田容子教授が学長補佐に指名される。
高分子設計化学研究室・マテリアルズ・インフォマティクス研究室設置。
平成30年3月 菊池純一教授退職
平成30年4月 1研究科体制に移行。
太田淳教授を領域長に選任。
河合壯教授を副領域長に選任。
データ駆動型化学研究室設置。
バイオミメティック分子科学研究室が設置され、ゲナエル・ラッペン教授着任。
平成31年3月 大門寛教授、藤木道也教授退職
平成31年4月 中村雅一教授が学長補佐に指名される。
ナノ高分子材料研究室設置。
令和元年10月 凝縮系物性物理学研究室設置。
松下智裕教授着任。
令和2年3月 垣内喜代三教授定年退職。
令和3年4月 太田淳教授が理事・副学長に任命される。
河合壯教授が研究科長に任命される。領域長を兼務。
浦岡行治教授が物質科学教育研究センター長に任命される。副領域長を兼務。
山田容子教授、中村雅一教授が学長補佐に任命される。
マテリアルズ・インフォマティクス研究室が設置され、藤井幹也教授着任。
令和4年4月 上久保裕生教授が学長補佐に任命される。
令和5年3月 柳久雄教授定年退職。
令和5年4月 廣田俊教授が領域長に任命される。
河合壯教授が学長補佐に任命される。
光量子物性研究室設置。
令和5年5月 表面分子材料研究室が設置され、マーティンブランカ客員教授着任。
令和5年7月 計測インフォマティクス研究室が設置され、冨谷茂隆教授着任。
令和5年10月 香月浩之教授昇任。
令和6年4月 荒谷直樹教授昇任。