
マテリアルズ・インフォマティクス研究室の山本富也さん(博士前期課程2年、受賞時)、第18回分子科学討論会(京都)2024にて優秀ポスター賞を受賞
受賞概要
2024年9月18日(水)~21日(土)に京都大学で開催された第18回分子科学討論会(京都)2024において、マテリアルズ・インフォマティクス研究室の山本富也さん(博士前期課程2年、受賞時)が分子科学会優秀ポスター賞を受賞しました。同賞は学生の発表を対象とし、約400件の発表から20件選出されました。

受賞対象となった研究タイトル・研究者・研究の内容・受賞者コメント
研究題目・論文タイトル
多目的条件付き敵対的生成ネットワークを用いた無機化合物組成の外挿探索
研究者・著者
山本 富也(NAIST)、 原嶋 庸介(NAIST)、 高須賀 聖五(NAIST)、 高山 大鑑(NAIST)、 澤田 好秀(愛知産業大学)、藤井 幹也(NAIST)
受賞対象となった研究の内容
触媒、電池、半導体に代表されるように私たちの生活は多くの無機材料に支えられています。そのため、より良い無機材料の開発は重要な課題です。新たな無機材料を開発するためには、既存の材料データに存在しない領域である外挿領域の探索を行う必要があります。本研究では画像生成などに応用される⽣成モデル(多目的条件付き敵対的生成ネットワーク)を用いた、外挿領域における所望の物性値を満たす新規無機材料組成の提案に取り組みました。今回、生成モデルと量子化学計算を組み合わせることにより、外挿領域の探索を可能にしました。
受賞者コメント
この度第18回分子科学討論会(京都)2024にて優秀ポスター賞を受賞することができ、大変嬉しく思います。本受賞にあたり、藤井幹也教授、高山准教授、原嶋准教授、高須賀助教をはじめ、研究室の皆様、そして共同研究者である澤田好秀博士に心より感謝申し上げます。
今後は、本受賞を励みに、より一層研究に精進し、科学の発展に貢献できるよう努めてまいります。