量子物理工学研究室の柳田健之教授が第79回日本セラミックス協会学術賞を受賞

受賞概要

2025年6月5日、コートヤード・マリオット銀座東武ホテルにて第79回(2024年度) 日本セラミックス協会学術賞の表彰式が開催されました。本賞はセラミックスの科学・技術に関する貴重な研究をなし、その業績が特に優秀な者に授与されるもので、2024年度は7件が表彰されました。

【写真左から:柳田教授、村田恒夫日本セラミックス協会会長、左上は同時に授与されたメダル】

受賞対象となった研究タイトル・研究者・研究の内容・受賞者コメント

研究題目・論文タイトル

放射線誘起蛍光体材料の開発

研究者・著者

柳田健之 (教授)

受賞対象となった研究の内容

放射線誘起蛍光体はシンチレータとドシメータ材料に大別され、医療、セキュリティ、資源探査、環境計測など様々な分野に応用されています。同教授はこれまでCe添加GAGG、Ce添加LiCaAlF₆、Eu添加LiCaAlF₆、Tl,Bi共添加CsI、Eu添加SrI₂といった、X線、ガンマ線、中性子等を対象とした多数の新規材料の発見や社会実装成果、加えて従来は紫外可視域に留まっていた放射線誘起蛍光の利用可能波長を近赤外域へと拡張し、計測技術を開発したことなどが評価され、受賞に至りました。

受賞者コメント

このような栄誉ある賞を受賞し、大変光栄に存じます。日頃より多大なご助力をいただいております学術・産業界の共同研究者の皆様、研究室のスタッフ、これまで共に研究に携わってきた卒業生および現役学生諸氏にこの場をお借りして心より感謝申し上げます。この度の受賞を励みとして、今後も一層研究活動に精進してまいります。