量子物理工学研究室の江澤 喜朗さん(博士後期課程1年)が第41回希土類討論会において学生講演賞を受賞

受賞概要

2025年5月22・23日に倉敷市民会館で開催された日本希土類学会 第41回希土類討論会において、量子物理工学研究室の江澤 喜朗さん(博士後期課程1年)が学生講演賞を受賞しました。同賞は全講演者70人の発表から優秀な発表を行った学生8人に対して表彰されました。

【写真左から:江澤 喜朗さん、河口准教授】

受賞対象となった研究タイトル・研究者・研究の内容・受賞者コメント

研究題目・論文タイトル

Tb添加Ba₃La(PO₄)₃単結晶の蛍光およびドシメータ特性におけるTb濃度依存性

研究者・著者

江澤喜朗(D1)、市場賢政(D3)、岡﨑魁(D3)、竹渕優馬(宇都宮大学・助教)、加藤匠 (助教)、中内大介 (特任准教授)、河口範明 (准教授)、柳田健之 (教授)

受賞対象となった研究の内容

蓄積型蛍光体は線量に応じた遅発発光を示す材料であり、個人被ばく線量計やイメージングプレートなどに応用されています。本研究では光学材料として注目されているBa₃La(PO₄)₃に発光中心としてTbを添加した単結晶を作製し、その特性評価を行いました。その結果、イメージング特性においてTbを1%添加したBa₃La(PO₄)₃が市販のイメージングプレート材料を凌ぐ空間分解能を示すことを明らかにしました。

受賞者コメント

このような栄誉ある賞を受賞し、大変光栄に存じます。日頃より多大なご助力をいただいております柳田教授をはじめとする共著者の皆様に、この場をお借りして心より感謝申し上げます。この度の受賞を励みとして、今後も一層研究活動に精進してまいります。