光機能素子科学研究室の岩城昴琉さん(博士前期課程2年)が映像情報メディア学会情報センシング研究会において優秀ポスター発表賞を受賞

受賞概要

2024年6月19日に開催された映像情報メディア学会情報センシング研究会において、光機能素子科学研究室の岩城昴琉さん(博士前期課程2年)が優秀ポスター発表賞を受賞しました。同賞は、5件の口頭発表の中から1名の優秀者に授与されました。

【写真左から 笹川准教授、岩城さん】

受賞対象となった研究タイトル・研究者・研究の内容・受賞者コメント

研究題目・論文タイトル

微弱信号変化計測に向けた自己リセットCMOSイメージセンサの2回読み出しと相補的画素補正

研究者・著者

岩城 昴琉(M2)、須永 圭紀(特任助教)、竹原 浩成(受託研究員)、春田 牧人(客員准教授)、田代 洋行(客員准教授)、太田 淳(教授)、笹川 清隆(准教授)

受賞対象となった研究の内容

本研究では、自由行動下の生体の神経伝達を高照度下で観測できる自己リセットCMOSイメージセンサの改良および本センサを用いたデバイス開発に取り組んでいます。今回、2回読み出し機能によって得られる2枚の画像を取得し、各画素を相補的に補完することで、従来課題となっていた自己リセット回数の境界で発生する雑音の回避を実証しました。本研究成果を更に発展させることで、高度な脳機能イメージングを実現し、高次脳機能解析や診断・治療が容易でない疾患への新たなアプローチ法提案になど、医療分野への貢献を目指します。

受賞者コメント

この度、映像情報メディア学会情報センシング研究会において優秀ポスター発表賞を賜り、大変光栄に思います。これまでご指導いただきました笹川清隆准教授、太田淳教授を始めとする光機能素子科学研究室の先生方に深く御礼申し上げます。今回の受賞を励みに、今後より一層研究活動に精進していきたいと思います。