光量子物性研究室のNanang Adriantoさん(博士後期課程2年)が、The 10th International Symposium on Organic and Inorganic Electronic Materials and Related Nanotechnologies (EM-NANO2025) にてStudent Awardを受賞
受賞概要
2025年6月14日、光量子物性研究室のNanang Adriantoさんが国際シンポジウムEM-NANO2025のstudent awardを受賞しました。同賞は、EM-NANO2025において優秀な発表を行った学生を表彰するものです。
受賞対象となった研究タイトル・研究者・研究の内容・受賞者コメント
研究題目・論文タイトル
Study of spatial coherence properties in single-crystal polymorphs of a cyano group-substituted thiophene/phenylene co-oligomer
研究者・著者
Nanang Adrianto¹、 Hitoshi Mizuno¹’²、 Andi Marwanti Panre¹、 Tomomi Jinjyo¹、 Garrek Stemo¹、 Hiroyuki Katsuki¹
1：NAIST、2：富山県立大
受賞対象となった研究の内容
有機半導体結晶であるBP1T-CNは結晶多型を示し、異なる結晶構造の単結晶が存在します。本研究ではそれらの構造と光学特性を明らかにし、さらに光励起環境下におけるBP1T-CN電子励起状態のコヒーレンスが結晶中にどのように分布しているかを、ダブルスリットを用いた蛍光の干渉構造から評価しました。まだ途上にある研究ですが、今後レーザー発振閾値の上下におけるコヒーレンス長の変化や結晶の軸方向におけるコヒーレンス分布の異方性の評価につながる研究です。
受賞者コメント
I am truly honored to receive this award. I am deeply grateful for the unwavering guidance and support from my supervisors—Katsuki Sensei, Mizuno Sensei, and Garrek Sensei—at the Quantum Photo-Science Laboratory.