有機エレクトロニクス研究室の戸田薫さん(博士前期課程2年)が、国際会議The 12th East Asia Symposium on Functional Dyes and Advanced MaterialsでBest Poster Presentation賞を受賞

受賞概要

2025年9月25日、有機エレクトロニクス研究室の戸田薫さん(博士前期課程2年)が、大阪公立大学で開催されたThe 12th East Asia Symposium on Functional Dyes and Advanced Materials(EAS12)にて「Best Poster Presentation賞」を受賞しました。同賞は、国際会議EAS12にて優秀なポスター講演を行った発表者を表彰し、その成果を称えることを目的として、授与されるものです。

受賞対象となった研究タイトル・研究者・研究の内容・受賞者コメント

研究題目・論文タイトル

Photovoltage Mapping in Planar-Heterojunction Ternary Polymer Solar Cells by Photo-Illuminated Kelvin Probe Force Microscopy

研究者・著者

Kaoru Toda, Chitlada Mani-Lata, Ryota Fukuzawa, Masakazu Nakamura, Hiroaki Benten

受賞対象となった研究の内容

ケルビンプローブフォース顕微鏡(KPFM)に光照射系を組み込んだ独自の計測システムを用いて、積層型三元系ポリマー太陽電池の光起電力をナノメートルスケールで可視化することに成功した。得られた光起電力像をもとに、三元系ポリマー太陽電池の開放端電圧が決定される機構の一端を明らかにした。

受賞者コメント

デバイスの設計と作製からKPFM測定まで非常に難しい研究テーマでしたが、毎日コツコツと実験に取り込んできた努力が報われた思いです。またこのような国際学会で賞をいただき、自分の研究成果の価値を実感することができました。ご指導いただいた研究室の先輩、先生方に感謝します。さらに良い成果が得られるよう、修士論文発表に向けて研究を加速していきたいと思います。