量子物理工学研究室の遠藤 優介さん (博士前期課程2年) が2024年度生体医歯工学共同研究拠点成果報告会において優秀ポスター賞を受賞

受賞概要

2025年3月3日に東京科学大学で開催された2024年度生体医歯工学共同研究拠点成果報告会において、量子物理工学研究室の遠藤 優介さん (博士前期課程2年) が優秀ポスター賞を受賞しました。同賞は197件のポスター発表から10件程度の優秀な発表に対し表彰されました。

【写真左:遠藤 優介さん】

受賞対象となった研究タイトル・研究者・研究の内容・受賞者コメント

研究題目・論文タイトル

X線検出用Tb添加CaHfO₃単結晶シンチレータの開発とMg共添加によるシンチレーション発光量の向上

研究者・著者

遠藤優介 (M2)、市場賢政 (D2)、中内大介 (特任准教授)、福嶋宏之 (福井高専助教)、渡辺賢一 (九州大学教授)、加藤匠 (助教)、河口範明 (准教授)、越水正典 (静岡大学教授)、柳田健之 (教授)

受賞対象となった研究の内容

シンチレータとは、X線やγ線などの電離放射線を吸収し、低エネルギー光子へ即時変換する蛍光体材料です。本研究ではX線検出用の酸化ハフニウム系重元素シンチレータの開発を目的として、Tb添加CaHfO₃単結晶を作製し、その中で最も高い発光量を示した組成に対してMgを共添加することで発光量をさらに1.45倍向上させ、市販材料であるCdWO₄を上回る発光量を実現しました。

受賞者コメント

このたびは栄えある優秀ポスター賞を頂戴し、大変光栄に存じます。本受賞は、柳田教授をはじめ、日頃よりご指導くださる先生方や先輩方のご支援の賜物であり、心より感謝申し上げます。今後も感謝の気持ちを忘れず、より一層研究に精進してまいります。