量子物理工学研究室の高橋 遼成さん(博士前期課程1年)がThe 31st International Display WorkshopsにおいてIDW ’24 Best Student Paper Awardを受賞

受賞概要

2024年12月4日~12月6日に札幌コンベンションセンターで開催されたThe 31st International Display Workshopsにおいて、量子物理工学研究室の高橋 遼成さん(博士前期課程1年)がIDW ’24 Best Student Paper Awardを受賞しました。同賞は220件のポスター発表から16件の特に優秀な学生の発表に対して表彰されました。
IDW ’24

【写真左から中内特任准教授、河口准教授、高橋さん(M1)、岡崎さん(D2)、加藤助教】

受賞対象となった研究タイトル・研究者・研究の内容・受賞者コメント

研究題目・論文タイトル

Radiation-Induced Luminescence Properties of Tm-Doped Ca₃TaGa₃Si₂O₁₄ Single Crystals

研究者・著者

高橋 遼成 (M1)、岡﨑 魁 (D2)、中内 大介 (特任准教授)、加藤 匠 (助教)、河口 範明 (准教授)、柳田 健之 (教授)

受賞対象となった研究の内容

シンチレータは電離放射線照射時に低エネルギー光を放出する蛍光体であり、医療・宇宙物理・セキュリティ分野をはじめとして、幅広い放射線計測分野で応用されています。本研究ではレーザー分野にて利用されているTmを発光中心として導入したCa₃TaGa₃Si₂O₁₄単結晶を評価した結果、合成したサンプルが光検出器に適した発光波長と優れた低残光を示すことを見出しました。

受賞者コメント

この度の受賞に際し、大変光栄に存じます。日頃より温かくご指導くださる柳田教授をはじめ、諸先生方のご支援に深く感謝申し上げます。本賞を励みとし、今後も研究に真摯に取り組み、一層の成果を目指して努力を重ねてまいります。