光機能素子科学研究室の岡田竜馬 助教が公益財団法人 井上科学振興財団 第42回井上研究奨励賞を受賞
受賞概要
2026年2月4日において、KKR ホテル 東京で行われた第42回 井上学術賞・井上研究奨励賞、第18回 井上リサーチアウォード 贈呈式にて光機能素子科学研究室の岡田竜馬 助教が第42回井上研究奨励賞を受賞しました。本賞は、理学、医学、薬学、工学、農学等の分野で過去3年の間に博士の学位を取得した37歳未満の研究者で、優れた博士論文を提出した若手研究者に対して授与される賞です。

受賞対象となった研究タイトル・研究者・研究の内容・受賞者コメント
研究題目・論文タイトル
画素上偏光子搭載CMOSイメージセンサを用いた高周波電界イメージングシステムに関する研究
研究者・著者
岡田 竜馬
受賞対象となった研究の内容
Beyond 5G/6Gなどの次世代移動通信では、ミリ波からテラヘルツ波の利用が計画されています。これらの高周波は、その指向性の高さを活かして局所的に電波を集中させ、混信を回避して通信を行うことが期待されています。その一方で、通信状況に応じて出力強度や方向が刻一刻と変化するため、リアルタイム観察による多面的な評価が重要となります。
本研究では、電気光学(EO)結晶と偏光イメージセンサ、独自の二重偏光子構成による光学系を組み合わせることによって、ミリ波からテラヘルツ波の高周波電界分布を可視化する電界イメージングシステムを開発しました。このシステムの開発では、特定の波長の光に最適化した画素上偏光子を持つ偏光イメージセンサを設計し、高速かつ高強度な光変調光源を作製しました。これらを組み合わせることで、0.1 THz帯の電界イメージングシステムを構築し、近傍電界を非常に高速かつ高い空間分解能でイメージングすることに成功しました。
受賞者コメント
この度、公益財団法人 井上科学振興財団 第42回井上研究奨励賞を頂き大変光栄に思います。ご指導いただいた笹川清隆教授、太田淳特定教授をはじめとする光機能素子科学研究室の先生方に、深く御礼申し上げます。また、研究室のメンバー各位にもこの場をお借りしてここより感謝申し上げます。今回の受賞を励みとして今後の研究活動により一層の精進を重ねてまいる所存です。