量子物理工学研究室の尾竹祥太さん(博士後期課程2年)、権田樹さん(博士前期課程2年)が日本セラミックス協会2026年年会において年会優秀ポスター発表賞を受賞

受賞概要

2026年3月4–6日に横浜国立大学で開催された日本セラミックス協会2026年年会において、量子物理工学研究室の尾竹祥太さん(D2、発表時D1)が年会優秀ポスター発表賞 優秀賞、権田樹さん(M2、発表時M1)が年会優秀ポスター発表賞 優秀賞(日本特殊陶業賞)を受賞しました。同賞では35歳以下の発表者によるポスター発表149件のうち13件(冠賞10件を含む)の優秀な発表に対して賞状と副賞が授与されました。

https://www.ceramic.or.jp/act/award/poster_list.html

【左から権田さん(M2)、河口准教授、尾竹さん(D2)】

受賞対象となった研究タイトル・研究者・研究の内容・受賞者コメント

年会優秀ポスター発表賞 優秀賞:尾竹祥太さん(D2)

研究題目・論文タイトル

MgO-Al2O3-B2O3ガラスドシメータにおける発光特性の賦活剤依存性

研究者・著者

尾竹祥太(D2)、加藤匠(助教)、西川晃弘(D3)、中内大介(特任准教授)、河口範明(准教授)、柳田健之(教授)

受賞対象となった研究の内容

本研究では個人被ばく線量計への応用を期待してMgO-Al2O3-B2O3ガラスに着目し、ns2型イオンおよび希土類イオンを中心とした各種賦活元素の添加が発光特性に与える影響を調査しました。溶融急冷法により各種ガラス試料の作製に成功し、それらの特性を評価しました。その結果、Tl添加試料が最も高い熱蛍光強度と優れた褪色性を示し、個人被ばく線量計用材料として有望であることを明らかにしました。

受賞者コメント

このような栄誉ある賞をいただき、大変光栄に存じます。本研究を進めるにあたりご指導・ご助力いただいた関係者の皆様に深く感謝申し上げます。今回の受賞を励みとし、今後も研究に一層精進してまいります。

年会優秀ポスター発表賞 優秀賞(日本特殊陶業賞):権田樹さん(M2)

研究題目・論文タイトル

Cu4I4(C4H8S)2単結晶シンチレータの合成および放射線誘起蛍光特性

研究者・著者

権田樹(M2)、山林恵士(D2)、中内大介(特任准教授)、加藤匠(助教)、河口範明(准教授)、柳田健之(教授)

受賞対象となった研究の内容

有機無機ハイブリッドヨウ化銅錯体化合物は、化学的安定性が高く、低次元構造に起因する量子閉じ込め効果により高効率な発光を示すことから、シンチレータ材料の新たな候補として注目されています。本研究では、新たな化合物であるCu4I4(C4H8S)2単結晶を溶媒拡散法によって作製し、シンチレータ材料としての特性を調査しました。結果、実用材料に匹敵する高い発光量と良好な残光特性を示すことを見出しました。

受賞者コメント

研究成果が高く評価され、大変嬉しく思います。ご助力くださいました研究室の皆様に心より感謝申し上げます。

受賞年月日

2026年5月15日