高専生の方へ

物質創成科学領域では、国内最高レベルの研究設備や、
多くの博士課程の先輩や留学生や外国人研究員との出会い、
外国人教員からの研究指導など、まさに世界レベルの環境を整えています。

《高専推薦選抜制度》 一般入試に加え、高専推薦選抜制度があります。毎年5~10名程度が高専からの推薦制度により入学されます。 1)希望研究室への優先配属、2)学生寮への優先入寮、などの特典があります。 高専生インターンシップ制度も併せてご利用ください。

高等専門学校推薦選抜試験

提出された小論文の内容に基づいた
20分程度の面接試験により合否を判断します。

面接試験では、まず、提出された小論文に基づいて、「これまでの修学内容(卒業研究等)」および「本学で取り組みたい研究分野・課題」について5分間で発表してもらいます。 その後、発表に関する質問に加え、関連分野の基礎知識に関する質問などにより15分程度の質疑を実施します。

高専生特典

高専推薦選抜で合格されると以下の特典があります。

  • 学生寮への優先入寮

    月額約1万円、インターネット無料の学生宿舎に優先入寮できます。
  • 希望研究室への優先配属制度

    受験時に第1&第2希望研究室を申請し、その研究室に配属されます。 (希望人数が多い時には第2希望研究室になることがあります) 入学後に配属研究室の変更も可能です。

高専生インターンシップ制度

夏休み時期に1ヶ月程度のインターンシップを経験していただきます。

教員の指導のもと、物質科学の先端的な研究テーマに関連する実習課題に取り組んでもらいます。
研究室のゼミナールなどにも参加し、大学院における研究の進め方、研究室の雰囲気、学生の生活スタイルなどを実体験できます。
充実した研究設備や博士課程の先輩などNAISTならでは環境をぜひ体験してください。
実習受入研究室、実習テーマ、期間・日数については、申込者の希望等を勘案して調整し決定します。


  • 概要

    内 容:各研究室のインターンシップ内容
    対 象:高専生(本科生・専攻科生)
    期 間:1ヶ月程度
    時 期:7月~9月
    交通費:支給なし
    宿 泊:空きがあれば敷地内の宿泊施設「ゲストハウスせんたん」をご利用いただけます。選考により宿泊費を支援する場合がありますので、ご相談ください。
  • 応募

    以下の内容をこちらの申請フォームからお送りください。実施期間や要望については、事前オンライン面談で担当教員とご相談ください。
    ・氏名
    ・学校名
    ・学年(専攻科、本科)
    ・希望研究室
    ・希望実施期間
    ・その他(要望など)
  • 推薦選抜試験、インターンシップ制度を含む高専生が求める情報をコンパクトにまとめた高等専門学校生ガイドもぜひご覧ください!

高専出身教員からのメッセージ

高専生こそ、大学院へ。そして、その先へ

私は徳島の阿南高専出身です。
高専時代、実験や製作に夢中になり、夜遅くまで回路やプログラムと格闘していました。
「どうすればもっと速く動くのか」「なぜうまくいかないのか」を考える時間が、とにかく楽しかったのを覚えています。
そして今、私は大学でAI半導体の研究をしています。
生成AIが世界を大きく変えようとしている今、半導体や計算機技術は、これまで以上に重要になっています。
私の研究室でも、多くの高専出身の学生たちが大学院で研究に取り組み、活躍しています。
私は長年、高専生を見てきましたが、研究に向いている学生は本当に多いと感じます。
なぜなら、高専生は「手を動かして考える」ことに慣れているからです。
実際に作ってみる。
失敗する。
原因を考える。
また試す。
この力は、研究の世界ではとても大きな武器になります。
高専を卒業したら就職という道もあります。しかし、ぜひ一度、大学院という世界も知ってほしいと思います。
大学院では、「答えのある問題」を解くだけではなく、「まだ誰も答えを知らない問題」に挑戦します。
これは大変でもありますが、同時にとても面白い。
世界でまだ誰も作っていない技術を、自分が最初に作るかもしれない。そんな経験ができるのが研究です。
そして大学院で研究の面白さを知ると、さらにその先の世界も見えてきます。
大学院というと、「難しそう」「特別な人が行く場所」と思う人もいるかもしれません。でも私はそうは思いません。
ものづくりが好きな人。
深く考えるのが好きな人。
新しい技術にワクワクする人。
そんな人には、大学院での研究はとても魅力的な世界です。
これからのAI時代、本当に必要なのは「AIを使うだけの人」ではありません。
AIを支える新しい技術を生み出せる人です。
そして、その力は高専生の中にあると、私は本気で思っています。
高専卒業をゴールにしないでください。まずは大学院へ。
そして研究の面白さを感じたら、修士課程の先の博士課程へ進む道もあります。
高専で身につけた力は、その先でこそ、本当に大きく花開きます。

奈良先端科学技術大学院大学 特任教授 浦岡行治