奈良先端科学技術大学院大学 物質創成科学領域 光反応分子科学研究室

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Research3

金属・半導体ナノ粒子の低対称化と高機能化

表面の配位子設計を通じて、半導体ナノ結晶(Quantum dots: QDs)や金属ナノクラスターの構造低対称化と機能開拓に取り組んでいます。また、異方的な表面性質(両親媒性)を有するナノ粒子の自己組織化に取り組んでいます。

Enantioselective synthesis of intrinsically chiral QDs

Nanoscale, 2017, 9, 11590-11595.
Angew. Chem. Ind. Ed., 2018, 57, 12022-12026.

キラルな原子配列を有するシナバー晶(硫化水銀)を素材として、表面配位子の配位状態を制御することで、右巻き、左巻き結晶を有するHgSナノ粒子の選択的な合成に取り組んでいます。

Chiral silver nanoclusters

Chem. Commun., 2017, 53, 1269-1272.
Chem. Sci., 2020, 11, 2394-2400.

二座配位子を有するAg29クラスターがキラルな原子配列を有することを発見しました。キラル配位子を用いることで原子配列の左右性を制御することができます。表面の位置特異的な機能化に取り組んでいます。

Self-assembly of anisotropic QDs

Angew. Chem. Ind. Ed., 2016, 55, 2083-2086.
ACS Nano, 2017, 11, 9312-9320.

配位子設計により異方形状ナノ結晶の表面に被覆-未被覆のパッチワークパターンを施し、ナノ結晶の両親媒化を行います。両親媒性ナノ結晶は疎水性効果により水中で自己組織化します。

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