「レーザープロセス研究会」趣旨

2000年代になりレーザーの装置技術が飛躍的に向上し、生物・医学分野へのその導入が加速されてきました。生物学においてレーザーを光源に使ったイメージング技術が、医療現場でレーザーメスなどの生体加工技術が広く実用されている一方、レーザーによる単一レベルの細胞操作・加工・制御技術は、その可能性が強く期待されているにもかかわらず、生物・医学分野への普及が遅れています。特に日本国では、量産性がみえない応用分野への研究開発を嫌う工学研究者(技術者)の心理と、用途が確立されていない技術導入に抵抗をもつ生物・医学分野の研究者の心理により、この技術分野への展開が世界的に見て立ち遅れているように思えます。

本研究会は、このような状況を打破し、世界のイニシアチブがとれるレーザーによる細胞の操作・加工・制御技術について、物理学から生物学に至る全分野領域から研究者・技術者を迎え考えていこうとするものです。本研究会では特に、近年その操作性が飛躍的に向上し、その特質性が注目されている超短パルスレーザー(フェムト秒レーザー、ピコ秒レーザーなど)による細胞操作・加工・制御技術を中心課題とします。金属・半導体分野における先端微細加工技術においては、国内外共に超短パルスレーザーの特質性を活かした加工技術についての研究・開発が現在その首座を占めています。それにもかかわらず、細胞や生体組織の微細加工における応用例は極めて希です。本研究会では、超短パルスレーザーを中心とする先端レーザー技術を駆使することにより行える非接触かつ超高速の先端レーザー操作・加工・制御技術をバイオ分野に普及させようとするものです。

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奈良県生駒市高山町8916-5
奈良先端科学技術大学院大学
先端科学技術研究科 物質創成科学領域
細川 陽一郎(旧 レーザーナノ操作科学研究室)
TEL: 0743-72-6199
FAX: 0743-72-6139
MAIL: hosokawa@hskw.jp    

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